セラピストは技術職である前に接客業

技術職で業務委託。

個人プレイのイメージが強いセラピスト業ですが
実際は全くそんなことはありません。

技術を身に付ければセラピストになれる?

なれます。

しかし、技術だけではすぐに壁に突き当たります。
気配りの出来ないセラピストにお客様はついてくれません。

いらっしゃいませ。
ありがとうございます。
お待たせしました。
特に重点的に揉んで欲しいところはありますか?
お怪我など触れられたくない場所はありませんか?
うつ伏せになって下さい。
お時間終了です、お疲れ様でした。

といったお声がけは最低限必要です。

でもそれだけではセラピストとしては不十分だと思います。

同じ「ありがとう」でも、口先だけなのかどうかを

お客様は声の調子・トーン・抑揚・強弱・表情・しぐさ・目線で感じ取ります。

マニュアルに沿っただけの通り一辺倒な挨拶もお客様には不快です。

施術ベッドまでエスコートする時、後ろを振り返りながらご案内する。

タオルをかける時は風を立てないように優しく包んであげる。

暑さ寒さはこまめに尋ねてあげる。

お客様が驚かないように、カーテンの開け閉めは静かに行う。

そうした「気遣い」が施術と同じくらい大切です。

もしあなたが
・対人は苦手なだけで嫌いではない。
ならOKです。
一生懸命やれば不器用でもお客様には伝わります。

もしあなたが
・対人は苦手だし、好きじゃない。
ならセラピストは諦めた方が良いと思います。

もしうまくいったとしたら
それは周りのお陰に他なりません。

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私はとても上手なセラピスト達の残念な姿を数多く見てきました。

「残念」の原因のほぼ全てが「対人(気遣い・独りよがり)」です。

お客様とのコミュニケーションがうまく取れない。
スタッフ同士と折り合いが悪い。

せっかく良い腕前を持っているのに
とてももったいないことです。

多くは自分でそのことに気が付いていません。

また気が付いていたとしても

「セラピストは腕・技術だ。」と、対人に目を向けようとしないセラピストも多くいました。

何度もそうしたセラピスト達と話をしましたが、
なかなか性分というものは直しようのないもので
結局、居づらくなってしまい、皆どこか違う場所に居場所を探して移って行きました。

「職人気質」と言えば聞こえは良いようですが
私はそれを真の職人気質だとは思いません。

施術だけがセラピストの技術ではないと思うからです。

セラピストが
ITに奪われない仕事だと言われる所以は
ITにできない「人としてのコミュニケーションが命」の仕事でもあるからです。

お客様に気を配って、一生懸命施術をした後に

『ありがとう』

と一言いただいた時は、
得も言われぬ充実感に満たされます。

セラピストは感謝の言葉を直接いただける
とても素敵な仕事だと思います。

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目次

1.覚えられるかどうか不安です。
2. 未経験で49歳ですが大丈夫ですか?
3. 誰から・どこで教わるのが良い?
4. 収入はどのくらい?
5. 資格は必要?
6. 副業でやりたい、開業したい。
7. セラピスト・整体師・柔道整復師・あんまさんなど何が違う?
8. 人と接することが苦手です。
9. お休みや就業時間は?
10. アロマオイルマッサージとボディケア、どちらが良い?

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